学部生

2017年度入学 下田真菜

 

 

 私は精神ゼミで、今までのコミュニケーション方法を振り返って、以下の学びを得ました。私は沈黙が気まずいように感じてしまい、すぐに言葉を言い換えたり、言葉を付け足すことが多くあったが、実習を通して患者さんとの間での沈黙は必ずしも悪い意味を持つものではないことを知った。沈黙の意味によってその後の対応が異なり、それぞれの患者さんの、その時の沈黙の意味を考えることが重要であると学んだ。また、精神ゼミで研究を進めるなかで、自分自身が患者さんの暴言や暴力、気分を害することを極度に恐れ、出来るだけ避けられるように関わっていたことに気づいた。その中で、患者さんと自身との課題の分離を行い、患者さんの反応に至った経緯・思い・精神症状や、看護学生自身の思い・対応方法などを振り返っていくことは、患者さんへの理解を深める機会や、学生自身の対応方法の改善の機会となると学び、患者さんを恐れ過ぎない、負担に思い過ぎないように心がけたいと思うことができるようになった。このような学びを臨床でも活かしていこうと思う。

 

 

2017年度入学 細野可那子

 私が精神ゼミを通して学んだことは、大きく分けて二つある。

 

 まず一つ目は、精神看護は多職種と連携しながら提供されているということである。入院中であれば、看護師が患者のセルフケア能力をアセスメントした上で、患者が退院後に目指す生活を実現するためには何が必要であるのかを医師やPSW、患者本人、患者家族などと一緒に考え、情報共有を行うことで、より良い退院支援につなげていることを学べた。

 

 そして二つ目は、看護師自身が感じていることにも目を向け、それを受容するということである。精神疾患を抱える方と接する中で生じる恐怖心であったり、巻き込まれるという体験によって自分自身も抑うつ状態になってしまうということは、精神科ならではの体験であると思う。しかし、その体験は、患者と誠実に向き合っていたり、関係性が構築できているからこそ体験する問題であるということを精神ゼミで実感できた。

 

 こういった精神看護の奥深さを、精神ゼミを通して学ぶことが出来たと思う。

 

大学院生

2020年度入学 福水和花那(M2)

 

 

 私は入学前は九州に住んでおり、兵庫県立大学大学院への進学を機に初めて兵庫県での生活をスタートさせました。慣れない土地、大学院生としての生活に、楽しみや期待、不安、緊張など様々な気持ちを抱えつつ4月を迎えたことを覚えています。そんな私を、精神看護学教室の先生方はとても暖かく迎えてくださいました。COVID-19の影響で状況が揺れ動く中、オンラインで画面越しでしか先生方や学生のお顔が見れず、孤独を感じた時期もありました。そんな中でも「大丈夫?」と気にかけてくださる配慮がとても嬉しかったです。1回生としての1年間は、これまでの人生で一番自分と向き合う時間でした。臨床や実習などでの経験について解釈、意味づけし言葉にしていく過程は簡単なものではありませんが、悩む私に根気よく問いかけてくださった先生方がいてくださったからこそ、楽しみながら学ぶことができています。

 

 

 

2019年度入学 福本倫子

 

~大学院で過ごした2年間を振り返って~ 

 

 

 

 

わたしが修士課程に入学したのは44歳で、それまでの臨床経験の中で解決できなかった問題や、精神科領域での自分の実践への疑問を抱えての進学でした。進学にあたり、「この年齢で今更大学院に進学してどうするのか」とかなり悩みました。しかし修了した今は、進学してよかったと思っています。地域活動の体験や、実習で自身の実践を振り返ることで視野が広がったこと、恩師との出会いや支えてくれる仲間を得られたことは、大きな成果と感じています。気がつけばあっという間の2年間でした。

 

It’s never  too late to start.(始めるのに遅すぎることはない)” “タイミングには意味があり、人それぞれ違う”

 

これらの恩師の言葉は、とても励みになりました。遅い進学でしたが、今の年齢だからこそ学べたことがあり、とても充実し意味のある2年間でした。これからは、この大学院での経験を臨床で活かしていきたいと思っています。