精神看護学専門領域では、高度実践看護コースと研究コースがあります。

個人及び集団のこころの健康についての理解を踏まえて、精神看護に関する諸理論と方法を学び、医師はじめ他職種と連携・協働のもとに高度な技能を発揮し、看護ケアを改善していく能力を修得します。2年生進級時に、以下のいずれかのサブスペシャリティを選択します。

個人及び集団のこころの健康に対する高度な知識を広く獲得し、メンタルヘルス、もしくは精神障害者の健康問題や看護の課題に探索的に取り組む能力を修得します。

精神看護学教室が担当する科目の一覧です。

科目のシラバスは、兵庫県立大学のウェブサイトをご覧下さい

精神保健福祉の歴史的変遷を踏まえた精神保健福祉制度と体制について学びます。

こころの健康に関する諸理論を学び、理論に基づいて精神的困難を抱えた人とその家族を包括的に理解する能力を修得します。

精神的困難を抱えた人とその家族を対象としたアセスメント技法と援助方法の概要を理解し、対象を包括的に評価し、援助の方向性を見出す能力を修得します。

精神疾患の診断基準・症状・治療、精神科診断のための面接技法、精神状態の査定、心理検査について学びます。精神科医、薬剤師、臨床心理士による講義があります。

精神科で用いられる援助技法の計画・実施・評価の実際について参加観察と演習を通して学ぶとともに、各援助技法の看護への適応を考えます。

精神科医の診察場面への陪席、症例検討会への参加を通して、精神症状の査定、治療計画の策定と評価のプロセスを学びます。

精神看護専門看護師へのシャドーイングを通して、精神看護における専門看護師の機能と役割を実践の場における課題と関連付けて学びます。

精神科患者やその家族の疾病・療養上の問題に対して、エビデンスに基づく高度な専門的知識・技術・判断による質の高い看護援助を実践する能力を修得します。

精神看護の領域でまだ明らかにされていない現象もしくは患者や医療従事者が直面する課題を選択し、研究課題を明確にします。

自らの関心領域から選択した特定の精神保健看護の場における個人および集団が抱える複雑で困難な問題に対して、理論および研究成果を活用して看護援助法を開発する能力を修得します。

自らの関心領域から選択した特定の精神科臨床現場における個人および集団が抱える複雑で困難な問題に対して、教員および実習指導者の指導を得て、専門看護師の機能と役割を統合した実践を行います。

看護・医療状況の改善に貢献し得る実践的な課題を見出し、文献検討を踏まえて看護介入を計画・実践・評価し、その過程を論文としてまとめる。

精神看護の領域における特定の研究課題について、研究を実施し、修士論文を作成します。